クラミジアの検査方法 いつから検査できる？結果の見方・精度は？ 

尿や膣分泌液（おりもの）などからイムノクロマトグラフィー法によってクラミジアに感染しているかどうか調べる検査です。

この検査方法は、専用の検査キットを使用します。検査キットには、クラミジアの抗原を検出する色素が含まれています。クラミジアが存在すれば、試薬と反応して色素が変化します。

• 色素の変化を見るので目視で確認することができ、簡単かつ迅速に検査の結果を判定することができます。
• 専用の機器が必要ないので、費用も比較的安くなります。

• 感度は核酸増幅法に劣るため、確定診断には用いられません。あくまで診断の補助として使用されます。

クラミジア・トラコマチス（Chlamydia trachomatis）という病原体について調べます。

感染機会から24時間以上経過していれば検査可能です。

この検査は、診断の補助として使用されます。確定診断は、他の検査方法や医師の診断から得た臨床情報と合わせて総合的に判断されます。

クラミジアに対する抗体を検査する方法です。
血液から血清を取り出しクラミジアに対する抗体の有無を調べます。

クラミジアに感染すると、体内でそのクラミジアに対する特殊なタンパク質（抗体）が作られます。

この抗体を検出することで、クラミジアに感染しているかどうかを判断する方法です。

血液中にある抗体を取り出し、IgA抗体、IgG抗体を使って、クラミジアに結合した抗体を検出します。

※IgA抗体は、主に体の表面にある粘膜の免疫系で作られるタンパク質で、IgG抗体は、細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入すると作られるタンパク質の一種です。

• 骨盤内炎症性疾患（PID）などの深部の感染や検体が感染部位から採取困難な場合でも検査することができます。
• 血液検査のため、妊娠中の母子の安全性を確保した検査が可能です。
• 不妊症のスクリーニング検査として用いられることもあります。

• 一般的なクラミジア感染のスクリーニング検査や治療効果の判定には不向きです。
• 一度クラミジアに感染すると一生抗体が残るため、前に感染したことがある人は結果が常に陽性（感染している）となる場合があります。

クラミジア・トラコマチス（Chlamydia trachomatis）に対する抗体の有無を調べます。

感染機会から1ヶ月以降に検査できます。（IgG抗体は感染してから1ヶ月程度で上昇するため）

血液（血清）